すべては自ら未来を拓くため
「終身雇用」「年功序列」が象徴的であった高度経済成長の終焉に伴い、混沌とした時代に突入して久しくなりました。元気が失われ、将来へ期待が持てなくなり、不安が大きくなっていく中、私たちは、どのような教育を子どもたちに残していくべきでしょうか。
このような時代だからこそ、子どもたちには自らの力で自らの未来を切り拓く強さやたくましさを身につけるもらう必要があると思います。さまざまな困難にぶつかったときに、なんとか自分の頭で考え、答えをひねり出し、自分の力でそれらを乗り越えていくことができる能力をつけることが、今、本当に必要だと思います。
そのためには、まず、子どもたちに自信をつけてあげることが一番です。「こんなことができる。」「あんなことができた。」という経験を一つでも多く子どもたちに積んでもらい、周りの大人たちが認め、褒めてあげるのです。そうすることで、子どもたちは自信をつけ、次へ挑戦していきます。学習面で自信を持ってもらうために、私たちは「教科書」に書いてあることはきちんと理解することにこだわってきました。そうすることで、次の段階の「応用・発展学習」への理解が全然違うのです。
一.人の話をしっかり聞く
一.「無理」「できない」を言わない
一.かばんや机の中をきれいに片付ける
一.大事なことは必ずメモを取る
一.自分のことは自分でする
伸びる子は、「きちんと勉強できる子」です。
私たちが子どもたちと接してきた経験の中で上記の5つができている子どもは中学、高校へと進む中で大きく伸びていきます。
入試に合格することがゴールではありません。
私たちは、子どもたちの今をうまくやり過ごすのではなく、今後続いていく大学進学あるいはその先までを見据えた大切な「地力」を育んでまいりたいと考えております。
段階 | 内容 | |
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第1段階 | 理解 | 教科書を何度も読み内容を理解する |
第2段階 | 定着 | 例題や練習問題を反復練習する |
第3段階 | 応用 | 発展問題にトライ |